【肩】石灰沈着性腱板炎

石灰沈着性腱板炎とは?

石灰沈着性腱板炎は肩腱板内にリン酸カルシウム結晶が沈着し、急激な痛みがでるものです。痛みだけでなく可動制限も生じるもので、中高年の女性に多く見られる疾患です。

症状

突然、肩関節に強い痛みを感じることがほとんどです。
痛みは安静にしていても強く、そのために肩関節を動かすことができません。
夜間に急に発症することが多いのも特徴です。
痛みのために睡眠障害を生じることもあります。

原因

リン酸カルシウム、石灰が沈着してしまう事が痛みの原因ではありますが、そもそもなぜ石灰が沈着するのか、原因は特定されていません。
水分不足による、脱水状態では発症しやすい傾向が見られます。

治療

石灰沈着性腱板炎は通常、治療をせずとも、石灰の結晶が消えていくと自然に治っていきます。しかし、中には石灰の結晶が消えていなくても、痛みが緩和されていき、石灰が残るという場合もあります。

治療としては、激しい痛みを早く軽減するために、消炎鎮痛剤や局所麻酔注射などを行います。
また、石灰が固まって石膏状になった場合には、注射での吸引が難しいため、手術で摘出することもあります。痛みがとれてからは、患部を温めてほぐしたり、リハビリテーションなどでしばらく動かせなかった肩を運動させ、肩の機能を回復させていきます。