【鼠径部】鼠径部痛症候群

鼠径部痛症候群とは?

鼠径部や股関節(付け根)周辺に明らかな疾患がないにも関わらず、運動時に鼠径部周辺にさまざまな痛みを引き起こすと言われています。

症状

圧痛(押して痛い)、運動痛、時に鼠径部や大腿内側(内転筋付着部)、下腹部にまで放散する疼痛が特徴です。慢性化すると鼠径部が常に痛みます。特に下肢を後ろに引く、足を開く動作で誘発されやすく、股関節の可動域制限、筋力低下が見られます。

原因

下肢の外傷後または体幹から股関節にかけてスポーツによる使い過ぎ(キック動作やランニングやなどの繰り返しの運動)などによって筋力低下や柔軟性低下、拘縮(関節が動かしにくくなる)が起こります。それが鼠径部周辺の痛みとなると考えられています。

治療

安静にすることで痛みが治まることもありますが、ほとんどのケースで何らかの機能障害が起こっていることが考えられます。

そのため、全身の問題点として

  • 可動性(筋肉や関節の柔軟性)
  • 安定性(体幹や下肢の筋力)
  • 協調性(全身の動きが効果的に連動すること)を評価した上で、機能障害を修正するリハビリテーションを行います。

疼痛の慢性化や鼠径部痛の原因病態が明らかに鑑別された際は、手術を勧められることもあります。