【その他】関節リウマチ

関節リウマチとは?

関節リウマチとは、免疫の異常により関節に炎症がおこり、軟骨や骨が破壊されることで関節の機能が損なわれ、関節の変形や障害がおこる病気です。また、関節以外の部位に炎症や障害を併発する場合もあります。

症状

関節リウマチの自然経過(治療を行わない場合の進行の仕方)は様々です。発症してから比較的短期間で多くの関節に症状が進行してしまう方がいる一方で、進行はゆっくりで罹患する関節も少数の方もおられます。しかし、最近では後述のように、早期から治療を始めることで進行を遅らせたり、中には症状の緩解に導くことができるようになってきました。

典型的な初期の症状は、数週間以上にわたって続く左右対称の手指の関節の腫れや痛みや、朝方に生じるこわばりです。人によっては、膝関節や肩関節などの大きな関節に、水がたまったり、痛みで日常生活に支障が出る場合もあります。
また、関節リウマチは関節だけの病気ではなく、微熱が出たり貧血症状が出たり全身にも症状がでます。

原因

関節リウマチは、免疫機能の異常によって起こると言われています。通常、免疫は外から体の中に侵入してきた細菌やウイルスを体の外に追い出すシステムですが、関節リウマチでは、その免疫機能に異常が生じて自分自身の細胞を攻撃するようになり、関節の内部で炎症を引き起こします。免疫機能が異常を起こす原因は、現在のところ詳しく解明されていませんが、生活習慣や遺伝的な要因も関与していると考えられています。

治療

関節リウマチは、症状や進行に合わせた治療を行います。

薬物療法

関節の腫れや痛みを和らげる消炎鎮痛剤、免疫の異常に作用して病気の進行を抑える抗リウマチ薬、炎症を抑える力の強いステロイド、関節の破壊の進行を抑える生物学的製剤などが用いられます。最近では、症例により早期から生物学的製剤を使用することで、関節破壊の進行を予防する治療法も取り入れられています。

理学療法(リハビリテーション)

関節の動く範囲を広げ、血液の流れを良くして痛みや筋肉のこわばりをとるための運動療法、患部を温めて痛みやこわばりを和らげる温熱療法などがあります。

手術療法

最近では適切な薬物療法を行うことで、手術を回避できることも少なくありませんが、機能障害が進む場合は手術を選択することもあります。増殖した関節の滑膜を取り除く滑膜切除術、破壊された関節を人工関節に置き換える機能再建術などがあります