【肩】肩腱板損傷/断裂

肩腱板損傷/断裂とは?

肩を動かす4つの筋肉の腱の集まりを腱板(けんばん)といいます。この腱板が使いすぎや怪我などにより痛んだり切れてしまった状態が腱板断裂です。

症状

怪我で切れた場合には、非常に強い痛みとともに肩が上がりにくくなります。反対の手で支えると肩を上げられても、切れた側の力だけでは肩が上げられなくなります。数日たつと腱板が切れていても自然に肩があがるようになることもありますが、力は弱いままの状態になります。激しい痛みは軽減しますが、肩を動かしたときの痛みは残ります。
スポーツや使いすぎなどによって腱板が切れた場合、初期は肩を動かしたときに痛みを感じるようになります。切れた腱板がこすれると痛みがでるので、肩を上げる角度や手の位置によって痛みが出たり出なかったりするのが特徴です。
腱板の切れた部分が広がってくると、肩を動かすと常に痛くなり、次第に力も弱くなってきます。また、炎症が起こってくると肩を動かさなくても痛みが生じるようになります。痛みのため肩をかばって肩の動きが悪くなることもあります。四十肩・五十肩と同じような症状になってしますので腱板断裂なのに四十肩・五十肩と勘違いしてしまうことがあり注意が必要です。

原因

転んで手をついたり、肩をぶつけたりしたときに切れます。また、スポーツや仕事など繰り返し肩に負担がかかることによって、自然に切れたりすることもあります。腱板が切れているかどうかの診断にはMRIが必要です。

治療

怪我で切れた場合には、基本的に手術で縫合します。自然に断裂した場合は、リハビリで治療する場合と、手術で治療する場合があります。あまりに断裂した範囲が大きいと縫合することができないので、リハビリが中心になります。

手術治療

切開して切れた腱板を縫合する場合と、関節鏡(内視鏡)を使って縫合する場合があります。腱同士を縫合したり、アンカーというものを骨に埋め込んで腱を骨に縫い付けたりします。手術後は縫った腱が切れないように装具をつけるため約2〜4週間程度の入院が必要になります。