【膝部】ランナー膝

腸脛靭帯とは、大腿部(太もも)外側の大きな靭帯です。骨盤の外側にある大腿筋膜張筋と後方にある大殿筋(お尻の筋肉)という筋肉につながっており、膝の外側のやや下まで続いています。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)とは、膝を曲げ伸ばしすることでこの腸脛靭帯が膝の外側の隆起部分で擦れることで炎症を起こした状態です。長い距離を歩いたり走ったりすることで何度も摩擦が生じ、痛みが生じてしまいます。

症状

主な症状は、膝の外側やや上部にある大腿骨外果と呼ばれる骨の出っ張る部分に痛みが生じます。

基本的には痛みが出ている部分に摩擦などのストレスが繰り返されることで生じるので、運動や仕事など膝に負荷をかけたときに痛みを生じます。

原因

主な原因は使いすぎです。

  • 走る時間の増加やスピードが速くなった場合の下肢負担増
  • 疲労が蓄積されたときなどの体力的な問題
  • ランニングフォーム(走る時の姿勢や下半身や体幹の使い方)など技術的問題
  • 下肢のストレッチ不足
  • 股関節や体幹の筋力不足
  • 偏平足から生じる下肢全体のストレスのかかり方の変化や筋肉バランス変化

治療

ランニングの中止。安静にして適切な休養期間が大切です。

また、大腿四頭筋と大腿筋膜張筋と腸脛靭帯のストレッチや走り方の見直しなどのリハビリテーションも重要です。